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チャンネル連携

OpenClawでMattermostチームコラボレーションプラットフォームを接続する

· 8 分で読了

Mattermostはオープンソースのチームコラボレーションプラットフォームで、Slackのセルフホスト型代替としてよく利用されています。プライベートデプロイをサポートしており、データセキュリティに厳しい要件を持つ企業や組織に最適です。OpenClawはプラグインシステムを通じてMattermostチャンネルをサポートしており、Mattermost内で直接AIエージェントとやり取りできます。

前提条件

設定を始める前に、以下の条件を確認してください。

  • OpenClawインスタンスがデプロイ済みで正常に稼働していること
  • アクセス可能なMattermostサーバー(セルフホストまたはクラウドホスト)
  • Mattermostシステム管理者権限(Botアカウント作成に必要)
  • Mattermostサーバーのバージョンは5.0以上を推奨

Mattermost Botアカウントの作成

Mattermost管理画面にログインし、「統合」>「Botアカウント」ページに進みます。「Botアカウントの作成」をクリックし、ユーザー名、表示名、説明を入力します。作成後にAccess Tokenが生成されますので、このトークンを安全に保管してください。表示されるのは一度だけです。

MattermostインスタンスでBotアカウント機能が有効になっていない場合は、まずシステムコンソールの「統合」>「Botアカウント」で「Botアカウントの作成を有効にする」をtrueに設定してください。

また、「統合」>「統合管理」で「受信Webhookの有効化」と「送信Webhookの有効化」の両方がオンになっていることを確認してください。

Mattermostプラグインのインストール

OpenClawプラグインシステムでMattermostサポートをインストールします。

openclaw plugin install mattermost

次にインタラクティブログインコマンドで設定を行います。

openclaw channels login mattermost

Mattermostサーバーのアドレス、BotのAccess Tokenなどの情報の入力を求められます。

openclaw.jsonの設定

openclaw.json で直接手動設定することもできます。

{
  "channels": {
    "mattermost": {
      "enabled": true,
      "serverUrl": "https://mattermost.your-company.com",
      "token": "your-bot-access-token",
      "teamName": "your-team-name"
    }
  }
}

serverUrl はMattermostサーバーの完全なアドレス、token はBot作成時に取得したAccess Token、teamName はBotが所属するチームの名前です。

WebSocket接続モード

MattermostプラグインはデフォルトでWebSocket接続を使用してリアルタイムでメッセージを受信します。これはOpenClawがMattermostサーバーに能動的に接続することを意味し、追加のWebhookコールバックアドレスの設定は不要です。このモードはファイアウォール内のセルフホスト環境に非常に適しています。アウトバウンド接続のみが必要だからです。

接続が確立されると、OpenClawは自動的にBotへのメンションやダイレクトメッセージのイベントを監視し、メッセージをAIモデルに転送して処理します。

チャンネルとプライベートチャットの動作

Mattermostでは、Botはプライベートメッセージとチャンネル内の@メンションメッセージを同時に処理できます。デフォルトの動作は以下のとおりです。

  • プライベートチャット(Direct Message):Botは受信したすべてのメッセージに応答
  • 公開/プライベートチャンネル:Botは@メンションされたメッセージのみに応答

設定でこれらの動作をカスタマイズできます。

{
  "channels": {
    "mattermost": {
      "respondToDirectMessages": true,
      "respondToMentions": true,
      "respondToAll": false
    }
  }
}

respondToAll をtrueにすると、Botが所属するチャンネルのすべてのメッセージに応答しますが、活発なチャンネルでは大量のAPI呼び出しが発生する可能性があるため、慎重に使用してください。

スラッシュコマンドの統合

Mattermostはカスタムスラッシュコマンドをサポートしています。OpenClawを指すスラッシュコマンドを作成することで、ユーザーが /ask のような方法でAIを呼び出せるようになります。Mattermost管理画面の「統合」>「スラッシュコマンド」で新しいコマンドを作成し、リクエストURLをOpenClawのMattermost Webhookエンドポイントに設定してください。

セキュリティと権限制御

OpenClawのallowlist機能を使って、どのMattermostユーザーがAIとやり取りできるかを正確に制御できます。

{
  "channels": {
    "mattermost": {
      "allowlist": ["username1", "username2"],
      "allowedChannels": ["channel-id-1", "channel-id-2"]
    }
  }
}

allowlist はやり取り可能なユーザーを制限し、allowedChannels はBotが指定チャンネルでのみ応答するよう制限します。AIの利用コストと範囲を制御するのに非常に有用です。

OpenClawのダイレクトメッセージペアリング機能と組み合わせて、ユーザーに先にプライベートチャットで本人確認を完了してもらうこともできます。

マルチチャンネルの共存

MattermostチャンネルはOpenClawの他のチャンネルと同時に稼働できます。設定ファイルで複数のチャンネルを同時に有効化でき、同じAIバックエンドを共有します。例えば、Mattermostを社内チームのコミュニケーション用に、Telegramを外部コミュニティサポート用に同時に運用できます。すべてのチャンネルのメッセージは独立して処理され、互いに影響しません。

トラブルシューティング

BotがMattermostサーバーに接続できない場合は、まずサーバーアドレスが正しいか、Tokenが有効かを確認してください。以下のコマンドで接続性をテストできます。

curl -H "Authorization: Bearer your-token" https://mattermost.your-company.com/api/v4/users/me

Botのユーザー情報が返ってくれば、認証に問題はありません。WebSocketが頻繁に切断される場合は、ネットワーク環境でプロキシやファイアウォールが長時間接続に干渉していないか確認し、必要に応じてWebSocketのping間隔パラメータを設定してください。

OpenClawは無料のオープンソースAIアシスタント。WhatsApp、Telegram、Discordなど多数のプラットフォームに対応